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情操のお話
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子育てに成功した家庭の共通点 その②

EQWEL本社、浅間先生(現副社長)の講演会レポート 第3回

~子育てに成功した家庭の共通点 その②~

 

さて、前回の続きです。

前回は子育てに成功した家庭というものの定義と、共通点を3つご紹介いたしました。

 

今日は残りの3つをご紹介します。

4.子どもの話を親が真剣に聞いていた。(用事の最中でも手を止めて)

5.結果ではなく「努力」を褒めてきた。

6.「大丈夫!あなたは出来る。」と言い続けてきた。

 

後半の3つは小学校進学以降には特に重要となる内容かも知れませんね。

それぞれ、具体的に解説させて頂きます。

 

4.人間の欲求の何と90%は<母親に認められる事>だそうです。

家庭以外の社会であった出来事を母親が真剣に聞く。子どもが考えた物語やアイディアを真剣に聞く。子どもが「なぜ?」と思ったことに真剣に向き合う。

これらによって子どもの自己肯定感が高まるのですね。

可能な限り、やっている作業を中断してでも話を聞くほうが良いそうです。

とはいえ、ずっと聞いているわけにもいきませんから、集中して聞いてあげる時間(お風呂の時間、◯時から30分間、など)を決める事でストレスが減ります。

 

両親に話を聞いてもらえ無かった子は、自己を肯定できなくなり、やがて相談することをやめてしまいます。

 

5.結果(100点の点数など)を必要以上に褒めてしまうと、『100点以外の自分はダメだ』となってしまい、100点を取れなかった時には自己肯定感を損ないかねません。

点数をさらっと褒めた後に『毎日勉強を頑張ったからだね』『努力したからだね』と付け加えることで、子どもは『努力こそが結果につながる』と学習します。

 

点数が前回よりも低かったとしても、努力が見られた場合はその努力を先ず褒めてあげましょう!

そして『頑張ったね!この間違いからもたくさん学ぼう!間違いを発見できたのはラッキーなことだよ。だってこれを覚えたら今までより確実に賢く成れるんだから。』と励ますことでやる気につなげることが出来るはずです。

間違っても点数を見てがっかりしてはいけませんよ!飛躍するチャンスなのです!

失敗や間違いは宝なのです!

むしろ慢心は毒です!

 

6.否定せず、絵本や音楽にあふれた生活の中で、好きなことを好きなだけやらせ、子どもの話には真剣に向き合い、努力を褒め、励まし続ける。

ひとつひとつは決して難しい事柄ではないですよね。

北欧などの優れた成果を出している小学校を見ますと、先ずどんなことに興味があるか?将来何に成りたいか?子ども自身にたずねるそうです。

自分のやりたい事が何なのか明確にして、次にそれを実現するために必要な事を書き出し、実行に移して行くのです。

人は心からやりたい事でないと、本当の力は発揮できません。

ですから一流の人間を目指すなら、好きなことを極めるに限ります!

日本の歴史を振り返って見ましても、学歴社会で無かった時代には優れた職人さんや器用なおばあちゃんが沢山おられましたね。

 

以上、成功する子育てのコツについて、浅間先生のセミナーを軸にしてご紹介させて頂きました。

何事も継続することが重要で、かつたいへんな訳ですが、最初に意識の改革も必要に成るかも知れません。

 

完璧を求めて自分を責めて疲れてしまうよりは、ゆる〜く永く続けていった方が良いです。

一言にまとめますと「子どもをひとりの人格者として認めてあげるという姿勢」

これが根底に有れば、子どもは親に応えてくれることでしょう。

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